さくら行政書士事務所
「墓じまい」という用語がメディアなどで使用される頻度が上がり、少しずつ知名度を上げています。
しかし、この「墓じまい」という用語自体が、実は“トラブルワード”であるかもしれません。
このページでは、「墓じまい」という用語自体が“トラブルワード”になるかもしれないリスクについて、専門の国家資格者、行政書士が分析しています。
このページが前編で、目次的なページ、総論的な話しになります。
具体的な内容は、中編および後編に続きます。
改葬、墓じまい、お墓の移転、引っ越しや整理、無縁墳墓改葬の代理、代行を主要な業務とする専門の行政書士事務所です。
改葬許可申請などの法律上の手続き、手配はもちろん、行政機関との交渉もお手伝いいたします。
墓石の解体撤去や墓地を更地にする整地工事を依頼する石材店さんなどの手配もいたします。
散骨や樹木葬、永代供養、永代納骨などをご検討の方のご案内もいたします。
当事務所は、「お墓の移転」、「お墓の引っ越し」、「お墓を移すこと」のような、いわゆる「お墓を新しい場所に移したり、お墓を変えたりすること」のお手伝いをメイン業務とする専門の国家資格者である行政書士事務所です。
このような、「お墓を移転すること」、「お墓の引っ越しをすること」、「お墓を移すこと」を、法律上は「改葬(かいそう)」と呼びます(「墓地、埋葬等に関する法律」第2条第3号)。
厳密には、お墓や納骨堂にご遺骨やご遺体が納められていることが要件になりますが、ひとまずここでは、一般的な事例である、お墓や納骨堂に、ご遺骨やご遺体が納められていることを前提とします。
当事務所は2006年の事務所開業以来、この「改葬」のお手伝いをメイン業務としておりますが、このところ、「改葬」という用語とあわせて、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語が使われる頻度が増しています。
この「改葬」というのは、「墓地、埋葬等に関する法律」で用いられる、いわゆる「法律用語」で、一般の方が使用する用語としては少々“固い”のかもしれません。
このような固い法律用語よりも、法律になじみのない方でもイメージのつかみやすい、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語が使われる頻度が増しています。
このように固い印象のある法律用語である「改葬」を、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」などとネーミングする業者さんなどが出てきています。
テレビや新聞、雑誌、インターネットなどのメディアでも、「改葬」ではなく、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という単語、フレーズが使用される頻度が増しています。
テレビや新聞、雑誌、インターネットなどのメディアで、「改葬の特集」よりも「墓じまいの特集」をご覧になったご経験のある方も多いのではないでしょうか。
実際に、当事務所にも以前は「改葬の相談をしたい、改葬の依頼をしたい」という方ばかりでしたが、近年では、「墓じまいの相談をしたい、墓じまいの依頼をしたい」というご連絡をいただくことが増えています。
いかにも法律用語で固い印象の「改葬」という単語から、法律になじみのない方でもイメージしやすく、わかりやすい「墓じまい」という用語に移ることは、「ことばの変遷」という視点で見たときには、ある意味で必然的なことかと思います。
率直に申し上げて、固い印象のある法律用語である「改葬」から、皆さんにイメージしやすくわかりやすい「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」というフレーズ、用語を編み出した方の「ことばのセンス」は秀抜だと思います。
ですが、この「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語、呼び方が、実は“トラブルワード”になるかもしれないリスクもあることは、まだあまり多く知られていないように思います。
「お墓を変えること」を専門的にお手伝いしてきた行政書士事務所の体感、経験として、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語には少し、慎重であった方がいい場面があるようにも思います。
ここでは、この、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語には少し、慎重であった方がいい場面について検討してみます。
一般の方にはわかりやすい、イメージしやすい用語ですので、当事務所でも、ご相談いただく方やご依頼者の方とのお話しでは、「墓じまい」という用語を用いる場合もございます。
また、このサイト自体も、専門的・学術的なものではなく、一般の方がご覧になることを前提として作成しておりますので、「墓じまい」という用語を使用して作成しております。
しかし、「墓じまい」という用語のもつトラブルリスクを考慮して、実際の業務の場面においては、ほぼ使用いたしません。
このページでは、この「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語のトラブルリスクについて分析したいと思います。
内容がかなり長くなっておりますので、前編、中編、後編とに分けています。
このページは前編です。
このページでは「大まかに2つのリスクがあること」というご紹介をしています。
具体的に詳細な内容は、中編のページおよび後編のページをご覧ください。
繰り返しになりますが、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」というフレーズ、用語は、皆さんにイメージしやすくわかりやすいものだと思いますので、この用語を使用すること自体に反対するものでは全くありません。
イメージしやすい用語を使うことで、具体的なイメージが明確になることもあると思いますし、「墓じまい」という用語を使用することを反対するわけでは全くありません。
ただ、特定の場面や場合においては、「墓じまい」「墓仕舞い」「墓終い」という用語を使用することには、2つのリスクがあるので、このような場面においては少し慎重であってもいいと、当事務所は考えています。
まず一つ目のリスクは、「“墓じまい”は法律上の単語や用語でもなく、学術的な単語や用語でもなく、明確な定義の無いことばである。」ということに伴うリスクです。
そして二つ目のリスクは、「墓じまい」という用語自体に、良い印象を持たない方、さらには、違和感や、場合によっては嫌悪感を覚える方もいらっしゃる、ということに伴うリスクです。
二つのリスクについてご案内しますが、より重要なのは二つ目のリスクだと思います。
一つ目のリスクについては、抽象的なお話しや、法的な内容が多いですので、ご覧になるのがご面倒な方は読み飛ばして進んでいただいて、二つ目のリスクについてのご案内に進んでいただければと存じます。
一つ目の、“墓じまい”は法律上の単語や用語でもなく、学術的な単語や用語でもなく、明確な定義の無いことばである、ということに伴うリスクについてはこちらのページをご参照ください。
二つ目の、“墓じまい”という用語自体に、良い印象を持たない方、さらには、違和感や、場合によっては嫌悪感を覚える方もいらっしゃる、ということに伴うリスクについてはこちらのページをご参照ください。
改葬、墓じまい、お墓の移転、整理につきまして、専門の行政書士が、全国どこのお墓や納骨堂でも代理、代行を受任し、お手伝いいたします。
当事務所は、2006年の事務所開業以来、一貫して改葬のお手伝いをメイン業務としており、北海道から九州まで、全国各地で通算300件以上お手伝いを受任しております。
改葬のお手伝いをメイン業務とする、専門の事務所です。
また、改葬を含む墓地埋葬の法律、法規、墓地行政の研究も行っております。
改葬について精通した専門の国家資格者が、直接、全国各地で受任しております。
改葬、墓じまいの代理、代行の委任契約の費用の見積もりについては、こちらのページからお声かけください。
改葬、墓じまいの代理、代行の委任契約の費用の見積もりをお送りします。
見積もりは無料でお送りいたしますので、費用のご負担はございません。
改葬、墓じまいの代理、代行の費用以外のお問い合わせは、こちらのページからお声かけください。
電話でのご相談をご検討の方は、こちらのページをご参照ください。
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お目にかかってのご相談をご検討の方は、こちらのページをご参照ください。
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2006年の事務所開業以来、一貫して改葬をメイン業務として通算300件以上している専門の事務所です。
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見積もりは無料でお送りいたしますので、費用の負担はございません。
事務所サイトの開設日:2006年9月3日
このページの公開日:2014年8月18日
このページの最終更新日:2019年3月3日
専門の国家資格者である行政書士による
改葬(墓じまい、お墓の移転、お墓の引っ越し、お墓の整理)
散骨、樹木葬、永代供養、永代納骨、合葬
無縁墳墓改葬、無縁墓の整理
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